
こんにちは、文です。
以前こちらのブログ記事で
「人には真実を知れないという真実があるよ」
「正解を知れないことが生物の正解だよ」
というお話をしてきました。
これはすなわち
人間に生きる意味はない、ということにも繋がります。
一般的にこの虚無感を感じながら生きることを
「ニヒリズム」=「虚無主義」といいますが
「だからこそ何してもいいじゃん!」というポジティブな側面を持った考え方が
「積極的虚無主義」というものです。
今回は、その積極的虚無主義について
詳しく解説していこうと思います。
正解のない世界でどう生きればよいか
2つの記事の通り、
私達が認知できるような真実もなければ
世界には正解などないのです。
したがって、生きることの絶対的な意味(=真理/正解/目的/価値)も
ないということになります。
「せっかく生まれたのに意味がないなんて!」
誰でも悲しくなるでしょう。
でも、悲観しないでください。
「なにもないからこそ、なんでもしていいんだ!」
こうも捉えられるのです。
これを「積極的虚無主義」と言います。
例
ひたすらに快感・不快感のもとに動けばいい
でも、やり過ぎは待ってください。
物理的な世界に生きている以上、すべてのことに制限がないわけではありません。
快感を追い詰めるにもお金がいります。
不快感を遠ざけるにも、健康が必要です。
それを無視していると、
心の何処かで危機感だったり、不安感を覚えるはずです。
それも立派な快感/不快感の感情です。
制限はありますが、それは仮初めの正解にもなりえますよね。
そうした社会的正解に配慮しながら、
自分の心の声を敏感にキャッチして生きてみること
「自分だけの正解を見つけること」
それ自体を目標にしたりしてもいいのかも知れません。
何もしたくないときは?
さて、何をしてもいい!とわかっていながらも
なにもしたくない。
そういうときもあります。
原因はいくつかありますが、
1つの要因として、抱えている者があまりに大きすぎて
自分自身の本来もっている魂(=インナーチャイルド)
を潰してしまっている可能性があります。
特に昨今、世の中にはたくさんの情報があふれています。
とても便利なことですが、その分、迷うためのコストもとても大きくなってしまいました。
2番目に紹介した上記のURL先の記事でも紹介した通り、
人間には「損失回避バイアス」という「損を避けようとする心理的傾向」があります。
そう、得ることよりも捨てることのほうが、
私達の脳には難しいのです。
知れないとわかっても、正しく世界を知りたい。
その一心で動く心こそが、あなたの快感という絶対的な真理から遠ざけてしまっているのかも知れません。
そういうときは、デリートしていきましょう。
荷物は最小限でいい。
世の中の正解も知らなくていい。
だって最初から正解なんてないんですもの。
あなたの世界を洗練させていくことに快感を感じるようになれば、
本来のあなたの魂の、復活の合図です。