ワンネス【科学と仏教と私達の細胞】

さて、今回は「ワンネスの法則」について解説していきます。

「ワンネス」というと、スピリチュアルの世界で有名な概念のように思われるかもしれませんが、

その起源は、意外にも量子力学からなのです。

つまり、実は科学の世界でこそスタンダードなんです。

縁起

実は、このワンネスを最もうまく表したのが

仏教の、「この世の全ては繋がっている」という概念です。

私達はこれを「縁起」とよんでいます。

きっと普段何気なく使用している言葉なので、

案外無自覚にワンネスの概念を理解しているはずです。

 

また、私達の身体そのものがワンネスの概念を表しています。

「すべてのものにエネルギーは宿る」

という科学的な法則に基づき、

私達一つ一つの細胞にもエネルギーが宿ります。

そして

私達は一体化した「一」としてエネルギーが宿っている。

 

これが最も身近なワンネスの例です。

バタフライエフェクト

「すべてが繋がっている」という考え方ににているのが

「バタフライエフェクト」という概念です。

 

「蝶の羽ばたきが嵐を起こす」という考えが語源で、

「たった一つのちいさなことが、回り回って、とんでもない大規模なことに発展する」ことを表しています。

 

「あの日あれがなければ」

「こういう事をいわれていなければ」

 

ほんの些細なことがすべてを変えてしまった経験は誰にもあると言えますが

「すべてつながっている」という点では

バタフライエフェクトとともに

ワンネスを経験しているということになります。

ワンネスは本当に存在するのか?

ワンネスが本当にあるのか?

これに関しては、「本当かどうかわかない」というのが答えです。

というのも、「正解と嘘」を同時に含んでいるからです。

ワンネスとは、すべての思考でありすべての言葉である。

だから、「正解」と「嘘」の概念はおろか、

人間には理解できない領域の範囲のものを同時に含んでいるのです。

 

私達は普段、フィルター(言葉や五感や思考)を通して世の中を見ています。

目がなければものは見えないし、耳がなえれば聞こえません。

口がないと食べたり喋ったりできないし、

そして、

言葉がなければ何も考えられません。

 

フィルターが、我々と世界とを繋げているわけです。

私が見ているパソコンの画面があなたに届き、

あなたの呼吸が植物の光合成のエサになり

酸素が世界に広がり、

宇宙に影響を与え、

宇宙が私へ影響を与えます。

 

これは誰にでも、何にでも、いかなる時にも当てはまります。

目でものを見ている限り、耳で聞いている限り、

口で喋ったり食べたりして

そして、

言葉で考えている限り。

私達は世界とつながっているし、

地球は、宇宙とつながっている。

 

わかっていることはここまでで、それ以上のことは人間には理解しえません。

「どうして重力があるの?」という問と一緒です。

強いて言うなら、私達はたまたま「重力」という概念のある場所で生き延びてきてように

「ワンネス」という概念がある場所で生き延びています。

 

しかし、誰かの悲しみが悦びになったり、その逆だったり

私たちは必ずどこかで繋がっていて、決して孤独になりえない。

そして、良いことや悪いことは

私達には想像のできないようなとてつもない力により、

巡り巡って自分の元へ帰ってくるのです。