【影響される】潜在意識*人の恒常性【自由意志】

こんにちは、文です。

みなさんは普段、

「自分の思い通りにならない」行いをしてしまった経験はありませんか?

 

・早起きできなかった…

・ネットサーフィンが止まらない…

 

よくあるこういった悩み。

 

それは、「潜在意識」のせいかもしれません。

潜在意識は、私達の細胞一つ一つの集合意識です。

 

私たちは自分の意志で生きているように見えて

・周囲の環境

・過去の自分

などなど、

ともたやすく影響されているのです。

 

今回は私達を

私達の意志なきところで生活させる

潜在意識について、お話をしたいと思います。

潜在意識とは

意識は、氷山の一角に過ぎない

フロイトはかつて、

我々の意識をこう表現しました。

 

「意識は、氷山の一角に過ぎない」

我々が意識的におこなっていることはほんのちょっとで

大半が無意識に隠れてしまっている、ということですね。

 

「潜在意識=無意識」はその名の通り「無」なので

目に見えませんが、

私達に色々な影響を与えます。

行動は無意識から

潜在意識の重大さを物語った面白い話があります。

私達は手を挙げる時、

「手を挙げる!」と思ってから手を挙げますよね。

 

「何を当たり前のことを…」

と思われるかもしれませんが、

 

近年の脳実験により、なんと!

「手を挙げる!」と脳に命令した0.5秒前に

手を挙げているそうなのです。

なんと、

無意識→行動→意識の順番に

身体は動いているそうです。

 

私達は、自分の意志で選んだと思っているはずです。

自分で選択して、スマホを見て、

自分で選択して、この記事を開いた。

 

しかし実は、

環境や遺伝があなたの無意識を形成し、

無意識のまま動き、あとから意識を付け加えているらしいです。

【遺伝子の】やりたいことが見つからない人へ【乗り物】

潜在意識は民主政

私達はいわずもがな細胞によって生かされていますが、

細胞たちの間では常に民主政権が開かれています。

 

わかりやすい細胞でいうと、

悪玉菌、善玉菌、日和見菌です。

これらの細胞は、それぞれ以下の役割を持っています。

 

悪玉菌:腸内腐敗、細菌毒素の産生、発ガン物質の産生、ガス発生

善玉菌:ビタミンの合成、消化吸収の補助、感染防御、免疫刺激

日和見菌:健康なときはおとなしくしているが、からだが弱ったりすると、腸内で悪い働きをします。

引用:https://www.otsuka.co.jp/health-and-illness/fiber/for-body/intestinal-flora/

 

日和見菌は全体の7割だそうです。

つまり、7割は「良いときには良に、悪いときには悪に」投票を行うのです。

 

わかり易い名前がつけられた細胞を例に出しましたが、

それこそまだ名前のない細胞も、大抵が同じ構造で

身体の中で働いています。

 

そのような自由意志のない細胞たちは、

私の意志とはお構いなしに、

周囲の環境や自分の恒常性に流されていきます。

【正しさは】真実の限界【不可能】

周囲の環境に流される例

ノーシーボ効果

周囲の環境の影響がいかに大きいかが理解できる例の一つに、

「ノーシーボ実験」という例があります。

1883年、オランダにおいてブアメードという

国事犯を使って一つの実験が行なわれました。

 

まず、実験者に「三分の一の血液を失ったら人間は死ぬでしょう」という話を

意図的にきかせ(=潜在意識にすりこませ)ます。

次に、ブアメードの足にメスを入れるといって痛みだけを与えました。

そして、容器に用意しておいた水滴をたらし、「血の音」として聞かせます。

※実際には実験者は一滴も血は流れていません。

 

医師団は実験者に「そろそろ三分の一の血液を失います」と聞かせます。

するとどうなったでしょう。

…なんと。

実験者は実際に死んでしまったのです。

このように、実際の状況とは別に

環境やそれによる思い込みから

身体にマイナスの影響を及ぼすことを

「ノーシーボ効果」といいます。

 

ノーシーボ効果:本当はあるのに無いと勘違いする効果

プラシーボ効果:本当は無いのにあると勘違いする効果

 

自分の意志とは全く関係なく

環境によって命を落とすこともあるのだから

本当に侮れません。

自分の過去に流される例

生体機能には、「ホメオスタシス」というものがあります。

 

ホメオスタシスは日本語で恒常性と訳され、

体温を36℃位にキープしようとするように…

 

血圧や血糖値といった体の状態を

一定に保とうとする働きがあります。

 

このホメオスタシス、体温だけではなく、

習慣なども左右されます。

 

続けることは難しい、と言われるのも

続けて習慣になれば辛くなくなる、と言われているのも

このホメオスタシスの役割なのです。

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まとめ

さて。

私達に、いかに自由意志がなく

環境や恒常性に流されやすいかが

理解いただけたかと思います。

 

周りの環境によって生死さえも奪われてしまうのは

ちょっと衝撃的でしたね。

でも、考えてみれば自○なんかも

周囲との比較によって行われる側面が大きいので

決して他人事じゃなさそうです。

なぜ日本人の同調圧力はなぜこんなにも強いのか?「人間関係教」の教徒たち

自分の意志を過信しすぎずに

むしろこの性質を利用して

周囲の環境を整えたり、

良いことを習慣化したりしていくことが

運命を握る鍵となりそうですね。

 

では、最後までお読み頂き

ありがとうございました☆

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