クズとうつしかいない世界

うつ人間はクズ。

働かないやつはクズ。

人に迷惑かけるやつはクズ。

この世にはたくさんのクズであふれている。

目の前のホコリはクズか

多分これを読んでいるスマホやパソコンについた小さなホコリ

我々人間の目を通してみたホコリは、全く無意味の存在。

何の役にも立たない。それどころか画面を見づらくして私達に迷惑を掛ける。

クズの定義を見てみよう。

 物のかけらや切れ端などで役に立たないもの。

by国語辞典。

この定義に当てはめるならば、ホコリこそクズ。クズ以外の何者でもない。

そしたら、ホコリを糧に成長する小さな微生物はクズなのか。

小さな微生物を「美味しいー!」って食べる魚は、クズなのか。

その魚を食べる我々は、クズなのか。

必死につないだ命は、一体どこまでがクズなのか?

食べて寝るだけで

何のために生きて何のために死んでるのかわからない

それどころか人に迷惑かけてばかりなホコリのような私は?

自分で自分を「クズ」と呼ぶ、そんな私と全く一緒なら

私は、同じ思いを抱えた人全員を、「クズ」と呼ばなくてはならない。

あなたはクズか

仮に生きてるだけで苦しいとして、他人に迷惑をかけているとして、自分のことだけクズって呼ぶわけにはいけない。

社会に迷惑かけているゴミ全部を「クズ」と呼ばなきゃ正確じゃないだろう。

自分だけ特別な定義の枠にはめることはよろしくない。

 

本来のことを考えると、きっとみんな宇宙のクズだった。

たまたま地球に生まれて、たまたま地球の空気感に身を包まないと生きていけない私たち。

なにもない世界で、複雑な思惑を持った正義や悪の信仰を育てて生きてきた。

「価値のない人間はクズ」だと教えられた。

生産性がない人間。

誰かに迷惑をかけている人間。

そんな人間は生きてる価値がない、と刷り込まれてきた。

そうやって生きてきたものだから

生きてるだけで価値がある!

声高に叫びながら

「自己肯定感の高め方」

巷に溢れかえった本を

誰にも言えずにこっそり買う。

どうして?

大半の人間が自分に価値を感じられていないから

そして、価値のない人間は 

物のかけらや切れ端などで役に立たないもの=クズ

そういう風潮ができていて、私達はそうなることを恐れている。

 

でも

私たちは、もともとクズだったでしょう。

わすれたかい。目の前のホコリが必死につないだ、クズの命。

クズでできている。クズで構成された身体からクズから生まれ、

たった今呼吸している間もたくさんのクズを取り込んでいる。

元々クズだった宇宙のチリが集まったところで、どうしてクズじゃないと思ったのか。

いつからクズじゃなくなったと錯覚したのか。

人間だけは賢いからセーフだと思ったのか。

人間だけはセーフなのに、私だけはクズだと思ったのか。

 

生きてる限りみんなクズだ。死んでいてもそれはそれでみんなクズ。

日本にあふれかえっている「言うまでもないルール」もクズだし、それ以外の国のルールもクズ。

お金もクズ。

芸術もクズ。

無意味だからこそ、そんなものがなぜか存在している、それが尊さなんだと思う。

「自分だけ特別にクズ」なんて思い上がるな

みんな等しく、クズの仲間だ。

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